Gemini Notebook×Geminiの使い分け|資料の山を仕事に変える方法

195 AIツール活用

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この記事でわかること

  • Gemini NotebookとGeminiを、資料確認と仕事の下書きで分ける考え方
  • 競合調査、会議準備、社内ナレッジでの使い方
  • 外部検索、共有、元資料の更新で見落としやすい注意点

資料の山に埋もれた総統

黒焦団の資料室から、妙な声が聞こえてきました。会議メモ、競合資料、去年の提案書、印刷しただけで安心したPDF。その山の下で、総統が埋もれていたんです。

戦闘員

戦闘員

総統! 大丈夫ですか。いま資料をどけますから、動かんでください!
総統

総統

余を掘り出せ! これは世界征服に必要な知識の山なのだな!

戦闘員がどうにか総統を助け出すと、総統は服についた紙を払いながら、なぜか怒り始めました。

総統

総統

なぜ余の計画書を、すぐ読める形にしておかぬのだ! 今すぐ全部読んで、矛盾を探して、会議資料にせよ!
戦闘員

戦闘員

これ、何百ページあるんすよ。しかも同じ計画が三種類あって、どれが最新かも……。
アカネ先生

アカネ先生

えらい熱心に集めてはりますなぁ。読む順番まで決めてくれはったら、もっと助かったんですけどね。ほな、資料の山をGemini Notebookで整理してから、Geminiで仕事の形にしていきましょか。

総統の結論

総統

総統

なるほど。資料を一万件入れれば、余の計画は一万倍完璧になるのだな!

Gemini Notebookは、資料の範囲で考える調査係

NotebookLMは2026年7月にGemini Notebookへ名前を変えました。単なる呼び名の変更ではなく、Geminiアプリとの同期や、ノートブック内でコードを実行できるセキュアクラウドコンピュータなど、GoogleのAI環境とつながる方向へ進んでいます。

Gemini Notebookの良さは、入れたソースを中心に答えを作り、引用を追えることです。会議メモ、提案書、PDF、Google Driveの資料、Webページなどを案件ごとに集めておき、「決まっていることは何か」「資料どうしで食い違う部分はどこか」「会議前に確認すべき点は何か」と聞く。資料を読む前の仕分け役として、かなり頼りになります。

新しい情報を広く探す機能もありますが、まずは自分で選んだ資料を核にするのがええと思うわ。資料の山をそのままAIへ投げるより、「この案件で使う資料だけ」を一つのノートブックにする。これだけで、何を根拠に話しているか追いやすくなります。

Geminiは、整理した材料を次の仕事へ進める担当

Gemini Notebookで作ったノートブックはGeminiアプリにも表示され、名前、ソース、カスタム指示などの変更は両方に同期します。Gemini側では、その文脈をもとに会議アジェンダ、提案メール、説明資料の構成、反対意見の洗い出しといった仕事を進められます。

ただし、同じノートブックを見ていても、回答の根拠は完全に同じやないんよ。Gemini Notebookはノートブックのソースだけを根拠にします。一方のGeminiは、ノートブックのソースに加えてウェブ検索や別のツールを使う場合があります。社内資料に書いてある事実と、外から拾った情報やAIの提案は、分けて扱わなあかんよ。

戦闘員

戦闘員

じゃあ、まずGemini Notebookで『資料に書いてあること』を固めて、Geminiでは『どう伝えるか』を考える感じっすね。
アカネ先生

アカネ先生

そういうことやわ。根拠を固める場所と、案を広げる場所を分けたら、あとから『それ、どこ情報ですか』と聞かれても慌てにくいんよ。

黒焦団でも使えそうな三つの仕事

競合調査と提案準備

競合の公式資料、価格表、自社の過去提案、顧客から聞いた要望をGemini Notebookへ入れます。まず「事実として確認できる違い」「資料にない不明点」「提案で先に説明すべき不安」を整理する。その後Geminiで、顧客向けメール、提案の目次、質問リストを作る流れです。

会議前のブリーフィング

議事録、担当者のメモ、前回の宿題をノートブックにまとめ、「前回決まったこと」「まだ決まっていないこと」「次の会議で決めるべきこと」を出します。Geminiでは、参加者別の説明順や会議アジェンダの案まで作れます。会議のたびに資料を探す時間を減らしやすい使い方やね。

社内マニュアルと新人教育

SOP、FAQ、製品資料をノートブックに入れれば、新人が自然な言葉で手順を確認する入口になります。Gemini Notebookでは、資料から学習ガイドや音声概要、スライドなどの成果物も作れます。とはいえ、古いマニュアルを入れたままにすると、古い手順を立派に説明してくれはるだけです。更新担当と見直す日を決めておきましょう。

始めるなら、案件ひとつ・資料三つから

最初から会社の全資料を移す必要はありません。進行中の案件を一つ選び、最新の提案書、直近の議事録、参考になる公式資料の三つだけを入れてみてな。

Gemini Notebookでは「この資料群で矛盾している点は?」「不足している判断材料は?」「次に確認する質問を五つ出して」と聞く。Geminiでは「この根拠を前提に、会議のアジェンダを作って」「専門用語を減らしてメールの下書きにして」と頼む。この順番なら、AIに丸投げせず、仕事の前処理をちゃんと減らせます。

Google Driveから入れた資料は、元ファイルの変更を同期できます。一方でGemini Notebookが元のDriveファイルを編集・削除するわけではありません。資料の更新と権限は、いつものDrive運用で管理する必要があります。

共有と外部情報は、便利なぶん確認を増やす

共有ノートブックはGeminiアプリでは表示されない場合があります。またGeminiの会話をノートブックに加えると、ノートブック側では会話が知識の一部になります。誰と共有するか、どの資料を入れてよいか、外部検索の結果をどこまで採用するかは、仕事で使う前に決めておいた方がええよ。

特に顧客情報、契約書、個人情報を含む資料は、組織の利用ルールとGoogle Workspace側の設定を確認してから扱ってな。便利な箱へ全部放り込むのは、整理ではなく引っ越し事故の予約やわ。

AIで資料を扱うなら、PC側の作業環境も整える

複数のPDF、Google Drive、Gemini、表計算を同時に開く仕事では、PCのメモリやブラウザ環境も効いてきます。資料に埋もれる前に、画面と作業環境を整える方が現実的やと思うわ。

アカネ先生のQ&A

アカネ先生のよくある質問

Q1. Gemini NotebookとGeminiは、どちらか一つだけでええですか?

アカネ先生

アカネ先生

資料の根拠を確かめたい時はGemini Notebook、そこから企画や文章の案を広げたい時はGemini、と分けると分かりやすいわ。ひとつだけでも始められるけど、役を分けると確認する場所が迷子になりにくいんよ。

Q2. Gemini Notebookの答えなら、必ず正しいんですか?

アカネ先生

アカネ先生

入れた資料の範囲で答えを作って、引用も追いやすいのが良さやね。ただ、元資料が古かったり間違ってたりしたら、そのまま引っ張られます。大事な数字や契約の話は、引用元まで見て確認してな。

Q3. 共有しているノートブックもGeminiアプリで使えますか?

アカネ先生

アカネ先生

そこは気ぃつけてな。Googleの案内では、Gemini Notebookで共有したノートブックはGemini側の一覧に表示されへん扱いがあります。共有前提の仕事は、権限と使う画面を先に小さく試す方がええと思うわ。

まとめ

Gemini Notebookは、資料から根拠を探して整理する調査係。Geminiは、その整理した材料をもとに案を広げ、会議や提案の仕事へつなげる担当です。二つを同じものとして扱うより、「何を根拠にしたいか」で使い分けると、仕事の流れが見えやすくなります。

総統のように、資料を積んだだけで計画が進んだ気になるのは、ちょっと早いわ。案件ごとに資料を選び、矛盾を確認して、次の作業に変える。そこまでやって、ようやく資料が働いてくれます。

総統

総統

では余の命令書をGemini Notebookへ入れ、戦闘員は以後すべて従うようにせよ!
戦闘員

戦闘員

総統、その命令書には目的も期限も書いてないっす。
アカネ先生

アカネ先生

……よろしおしたなぁ、そういう夢。

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